疲労回復と肩こりに鍼灸ができること

2025年08月26日

「慢性的な肩こりがつらい」「肩こりと疲労感が重なって、何をしても体がだるい」
当院にいらっしゃる患者さまの多くが、肩こりと疲労を同時に訴えられます。肩こりは単なる筋肉の硬さだけでなく、自律神経の乱れや血流不良とも関係しており、放っておくと疲労が抜けない体質に陥ることもあります。

今回は、疲労と肩こりの関係、そして鍼灸による改善のポイントをご紹介いたします。

肩こりと疲労の関係

1. 筋肉の緊張による疲労感

長時間のデスクワークやスマホ操作は、首から肩にかけての筋肉を硬直させます。この状態が続くと血流が悪化し、酸素や栄養が届きにくくなり、肩の重さだけでなく全身の疲労感につながります。

2. 自律神経の乱れ

ストレスや過労が続くと、自律神経のバランスが崩れ、筋肉の緊張が取れにくくなります。その結果、肩こりが悪化し、同時に「休んでも疲れが抜けない」という慢性疲労が起こります。

3. 悪循環に陥るケース

  • 肩こり → 血流不足 → 疲労物質が排出されない
  • 疲労感 → 睡眠の質低下 → 肩や首の緊張がさらに強まる

このように、肩こりと疲労はお互いに悪循環を引き起こしてしまうのです。

疲労回復・肩こり改善のために一般的に言われていること

規則正しい生活リズム

・睡眠時間を一定に保つ
・就寝前のスマホやパソコンは控える
・朝日を浴びて体内時計をリセット

食生活の工夫

・ビタミンB群(豚肉・大豆・卵)でエネルギー代謝を助ける
・マグネシウム(ナッツ・海藻)で筋肉の緊張を緩和
・発酵食品で腸内環境を整え、免疫力を高める

軽い運動とストレッチ

・肩や首を回すストレッチ
・ウォーキングで血流促進
・深呼吸やヨガで副交感神経を優位にする

こうした生活習慣の改善は、疲労と肩こりの両方に効果的です。

当院でのアプローチ

当院では、肩こりと疲労を同時に改善するために、鍼灸施術を組み合わせて行っています。

1. 血流改善と筋肉の緩和

鍼で凝り固まった筋肉を直接刺激し、血流を改善します。これにより疲労物質の排出が促進され、肩の軽さを実感できます。

2. 自律神経の調整

肩こりと疲労の根本には自律神経の乱れがあります。鍼灸は副交感神経を高め、心身をリラックス状態へ導くため、肩こり改善と同時に深い疲労回復が期待できます。

3. 体の歪みの調整

体の歪み(筋肉の歪み)があると肩に負担をかける体の構造(姿勢)になります。

肩に負担をかける構造を改善することにより肩こりを根本から改善します。

4. 主なツボ

  • 肩井(けんせい):肩こり改善の代表的なツボ
  • 風池(ふうち):首・肩の緊張を和らげ、頭の重さにも効果的
  • 百会(ひゃくえ):自律神経を整え、疲労感を軽減
  • 足三里(あしさんり):全身の疲労回復に欠かせないツボ

これらのツボを組み合わせることで、肩のこわばりと全身の疲れを同時に整えていきます。

当院での改善例

  • 30代女性:「肩こりがひどく、常に疲れている」 → 鍼灸で筋肉の緊張を緩め、自律神経を整えることで睡眠が深くなり、疲労が改善。
  • 40代男性:「デスクワークで肩と首がパンパン、集中できない」 → 定期的な施術で肩こりが軽減し、仕事のパフォーマンスも向上。
  • 50代女性:「慢性的な肩こりと倦怠感で悩んでいた」 → ツボ刺激と生活指導で体が軽くなり、日常生活を快適に過ごせるように。

まとめ

肩こりと疲労は切り離せない関係にあり、放置すると慢性化してしまいます。

  • 規則正しい生活リズム
  • 栄養バランスの取れた食事
  • 適度な運動とストレッチ
  • 鍼灸による自律神経と血流の改善

これらを組み合わせることで、肩こりと疲労を根本から改善し、毎日を快適に過ごすことができます。

「肩こりと疲れを同時に改善したい」「体質から整えたい」とお考えの方は、ぜひ当院にご相談ください。