耳鳴り
- 夜になると耳鳴りが気になる
- 耳が聞こえづらい
- 耳が詰まったような感覚が続いている
- ストレスが溜まると出やすい
- キーンという耳鳴りがする
他でよくならない理由
そもそもなぜ薬を飲んでも耳鳴りはよくならないのか?
耳には原因がない場合が多い
耳鳴りには耳自体に問題のある場合と耳自体に問題のない場合があります。
耳自体の問題として、耳の中にある外有毛細胞と呼ばれる音を聞くための細胞の障害や耳や鼻に炎症が原因と言われています。
耳自体に問題がある場合は病院での検査などで異常が見つかる場合が多く、病院の検査で異常が見つからない場合や原因が明確でない場合は、当院で検査をすると耳以外に原因があることが多いのです。
当院の患者様で、ある方はご主人と離婚して一人で子育てをされておられて、離婚後6ヶ月してから耳鳴りを感じるようになり、どんどん耳鳴りを感じる頻度が多くなっていったそうです。
それと主に不眠症状(寝つきの悪さ、途中に目が覚めて眠れない)も現れたようです。
ストレスと過労が原因にあるかもと言われましたが、耳自体の状態改善の薬が処方されたようです。
東洋医学では自律神経、内臓、血流、体の歪みを含めた体全体を見ることが古来より行われていますので、体からの反応をみて、自律神経のバランスと内臓疲労のサインが出ていました。
首をマッサージしてもよくならないのはそのためです。
耳の内耳(耳の音を感じる器官)に問題がなくても、自律神経の乱れや内臓疲労、耳への血流が悪くなるだけでも耳鳴りが出ると当院では考えています。
ただ、自律神経や内臓疲労、血流の状態が悪いと必ず耳鳴りが出るというわけではありません。体全体の状態が一部の症状として出ることが多いです。
体の異常は、原因と結果が全て1対1で対応するわけではなりませんので敏感なところや弱い部分に症状が出てくることがあります。
当院が考える耳鳴りの原因
そもそもなぜ耳鳴りは起こるのか?
それは
1 自律神経(陰陽)の乱れ
2 内臓疲労
3 気・血の停滞
にあります。
自律神経の乱れ
自律神経とは
「活動」や緊張を司る交感神経と、「休息」や「回復」を司る副交感神経という2つの神経から成り立つ器官です。これら正反対の働きをする2つがバランスよく働き、血流や内臓の機能などを調整することで、健康を維持できる仕組みになっています。
自律神経の乱れはなぜ起こるのか?
ストレスを感じることで、「緊張」を司る交感神経が優位な状態となり、自律神経のバランスが崩れます。
ストレスを引き起こす要因
内臓疲労
内臓疲労はなぜ起こるのか?
睡眠不足・暴飲暴食・過度な運動・頭と目の使い過ぎなどにより内臓の使いすぎや休ませる時間が少ないなどで起こります。
内臓疲労が起こるとどうなる?
内臓が疲労すると消化吸収機能が落ちて栄養不足、気や血の不足の原因となります。すると、エネルギー(気)が不足して疲労感が抜けません。眠りも浅くなり長時間寝ても疲れが取れにくくなります。
栄養・エネルギー不足になると自律神経にも悪影響が出て不眠やイライラ、気分の不調などの心身にも影響が出るようになります。
気・血の停滞
気とはエネルギーであるとゆとり鍼灸治療院では考えています。
心の動き・状態・働きを総合して捉えたもののことをいいます。
中国思想や道徳や中医学(漢方医学)などでは、目に見えることはなくても流動的で体にも作用を起こすと考えられています。
なぜ気・血が停滞するのか?
「頭寒足熱」と言い、